生垣に適した植木、場所によっては生垣にできる植木、よく見かけるけれど最近は生垣にはおすすめしない植木を紹介します。
まずは、生垣に適した植木の特徴を5つ紹介します。
これら全てを満たす植木はなかなかありませんが、用途やご希望に合わせて少なくとも3つは満たす品種を選ばれることがおすすめです。
最近は、デザイン性もありますが、機能性(目隠し・侵入防止)と維持のしやすさ(刈り込み回数・刈りやすさ)を重要視しています。
それぞれの理由を説明します。
樹木は常緑樹と落葉樹に大きく分けられますが、生垣に適しているのは常緑樹です。
目隠しとして植えた木の葉っぱが秋に全て落ちてなくなると、あまり意味がありません。また、枝だけになった生垣は刺々しい印象や寂れた印象を与えます。
そして、一番は、掃除がしやすい事です。
生垣には年中葉っぱが茂っている常緑樹を選びましょう。
生垣は壁の代わりや目隠しとして、決まった幅・奥行き・高さを保つ必要があります。
手入れ回数を減らすためにも、生長が緩やかな木を選ぶ事がおすすめです。
虫の中には毒を持つものや葉を食い荒らしボロボロにする害虫がいますので、できるだけ虫のつきにくい木を選ぶ事が大切です。
特に、虫が苦手という方は、あらかじめ調べておくと良いでしょう。
全く虫が付かない植木はありませんが、簡単に手に入る殺虫剤などで駆除出来る植木を選ぶ事も大事です。
植木として選ぶ木は、枯れにくいものを選ぶのは当然と思われるかもしれません。
その中でも特に生垣の場合は、同じ種類・同じ大きさの木を並べて植えるので、部分的に枯れると修復が大変になります。
できるだけ水やりや施肥などのお手入れが少なくて済み、環境に左右されにくい品種を選ぶ事が大切です。
生垣を壁や目隠し代わりに植える場合、葉が密に茂るタイプの植木を選びましょう。
葉が大きく、枝が少ないと、剪定したときや葉っぱが落ちたときに向こう側が透けて見えますので、できるだけ小さい葉で、細かく枝分かれする品種が好ましいです。
生垣におすすめの木を4種紹介します。
それぞれの特徴について簡単に説明します。
イヌマキは「生垣に適した樹木の特徴」全てに当てはまる稀な木です。
半光沢の深い緑色をした、5cmほどの細長い葉が青々と茂るイヌマキは、昔から生垣や一般家庭の庭園に使用されてきました。
マキにはラカンマキ・コウヤマキなど色々な品種がありますが、生垣につかわれるマキはイヌマキが一般的です。念のため、どの品種か確認しておきましょう。
9月〜12月に年一回、刈り込み剪定を行い、形を整えるお手入れが必要です。
鮮やかな赤色の新芽が特徴的なレッドロビンは、生垣用といっていいほど、よく生垣に使用されています。
古くから親しまれたいた、和種のベニカナメモチとほとんど見た目は変わりませんが、レッドロビンはベニカナメモチに比べ虫がつきにくいというメリットがあります。
ただ、元気な株は勢いよく伸びるので、スペースが限られている場合はこまめな剪定が必要です。
基本的には年1回秋に剪定を行いますが、隣家との境界や道路沿いなどで気になるという場合は、年に2回、5月と12月に剪定を行うと良いでしょう。
秋に良い香りの花をつけるキンモクセイは、丸い形の中木として人気がありますが、実は生垣にも適した樹木です。
伸びにくく虫もつきにくいというメリットがありますが、きつく剪定すると、葉の密度が減り、透けて見えてしまうというデメリットがあります。
剪定は年一回秋に行います。
5月頃に花をつけるトキワマンサクは最近人気の樹木で、生垣としても良く見かけるようになりました。
特に、ピンクの花をつけ、葉っぱや枝も赤みを帯びたベニバナトキワマンサクは、エクステリアのアクセントとして効果的です。
生垣にも適しており、年に1回秋に剪定を行う程度のお手入れで済みます。
ただ、葉っぱの表面に細かい毛がたくさん生えていて、人によってはかぶれるかもしれないという注意点があります。小さいお子様が近くを通る場所では避けられた方が良いかもしれません。
ここまで紹介した中で、イメージに合う植木がないという場合、次に挙げる木も場合によっては生垣に使えます。
それぞれ特徴と注意点を見てみましょう。
カシは葉っぱがよく茂り、目隠しとしても重厚感が出るのでマンションやビルの生垣や植栽に使用されています。
ただ次のような注意点がありますので、適切な管理が必要です。
手入れ作業が多いので、広範囲の場合は、植木屋に管理を任されることがおすすめです。
歯が柔らかく細長い葉のシラカシがお勧めです。
昔は生垣などによく使用されていましたが、最近はあまり使われなくなった植木です。
虫がつきにくいし葉もしっかり繁りますが、かなり伸びやすくて管理が大変なので、個人宅にはおすすめではありません。
排気ガスをよく吸うと言われているので、年間管理業者に手入れを任せられる工場敷地などにはおすすめです。
生垣に適した木の特徴として「生長が緩やか」という点を挙げましたが、ツゲは逆に生長スピードが遅すぎる木です。
小さい生垣や、限られたスペースに部分的に植えたいという場合にはぴったりかもしれませんが、大きくなることを想定して余裕をもたせて植えると、スカスカのままになる可能性があります。
また、デリケートで枯れやすいというデメリットもあります。
ここでは生垣としてよく使用されているけれど、実はおすすめではない植木を3つ紹介します。
それぞれの注意点をご覧ください。
葉が細かく生垣向きに見えますが、次のようなデメリットがあります。
花も付き、光沢のある葉がたくさん茂るサザンカも人気ですが、「チャドクガ」という害虫が付くのでおすすめではありません。
チャドクガは卵も幼虫も蛹も成虫も全部に毒がある厄介な毒虫で、直接触れなくても、風に乗って毒のある細かい毛が飛んでくることがあり危険です。
プリペットは可愛い葉っぱや花が付くため人気があり、葉の密度も高いので生垣に使いたいという方も多いです。ただ、次のようなデメリットがあるので、おすすめではありません。
実際に生垣を植えて剪定するときの注意点を紹介します。
生垣は高さ約1.8m規格が一般的で、2mに5本くらいの間隔で植えます。植える土は、柔らかくほぐし、園芸用の土などを混ぜておくと良いでしょう。
最初のうちは、細い木が風で揺れるせいで根が張りにくく、枯れてしまうリスクがあるので、支柱をつけておくことがおすすめです。
植木屋さんに頼んだら支柱の設置まで行ってもらえることが多いので、自分でやるのは大変という場合は依頼もご検討ください。
最近の施工事例
<剪定>
サルスベリ:H6m 1本
キンモクセイ:H3m 1本
モミジ:H3m 3本
低木(ヒラドツツジ):5㎡
<草刈り>
30㎡
<作業時間>
1日(2人)
工事費用:50,000円
作業内容を見る<剪定>
マキ:H3m 2本
低木(サツキ):5㎡
<除草>
10㎡
<作業時間>
4時間(1人)
工事費用:20,000円
作業内容を見る<伐採>
竹:H4m 20本
<剪定>
キンモクセイ:H3m 1本
低木(サツキ):5㎡
<草刈り>
10㎡
<作業時間>
4時間(1人)
工事費用:20,000円
作業内容を見る植木以外の作業内容
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